ユベントス、ポグバとビダルへのオファー最終期限を7月31日に設定か

堅実補強を続けるイタリア王者

 イタリア王者のユベントスは、ビッグクラブからの感心が伝えられるポール・ポグバと、アルトゥーロ・ビダルの両MFへのオファーに関して最終期限を7月31日と設定し、これを過ぎたものに関しては一切受け付けない構えのようだ。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
 フランス代表のポグバは、一時、移籍合意と報じられるなど、昨季リーグ、国王杯、欧州チャンピオンズリーグの3冠を達成したバルセロナが獲得に本腰を入れていた。だが、ユベントスは移籍金を8000万ユーロ(約106億円)と設定し、獲得交渉は一筋縄ではいかないと予測される。
 また、チリ代表の南米選手権初制覇に大きく貢献した、ビダルには、レアル・マドリードや、アーセナルが関心を寄せているという。飲酒運転による事故騒ぎで物議をかもした同選手だが、3000万から3500万ユーロ(約40億から46億5000万円)ほどの値段がつけられている。
 クラブは、8月8日に予定されているラツィオとのイタリア・スーパーカップまでにチーム作りを完了させておきたい考えのようだ。
 カルロス・テベス、アンドレア・ピルロらベテラン選手放出の穴をパウロ・ディバラ、マリオ・マンジュキッチ、サミ・ケディラらの堅実補強で着実に埋めつつあるイタリア王者ユベントスも、さらなる主力の放出は絶対に避けたいところだろう。セリエA5連覇の偉業に向け、移籍マーケットでは 迅速な対応を見せている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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