ドルトムント主将フンメルスが残留宣言 「移籍しないと決断した」

マンUからの関心は栄誉も主将が見せた男気

 ドルトムントの主将でドイツ代表DFマッツ・フンメルスがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を否定し、今季はチームに留まると宣言した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
 
 その去就に注目が集まるドイツ代表のセンターバックが、移籍に関する話題に口を開いた。「我々(ドルトムント)の大半の選手には移籍のうわさがある。でも、今年僕は移籍はしないと決断したよ」と残留を明言した。MFマリオ・ゲッツェ、FWロベルト・レバンドフスキと、このところは毎年のように主力を放出しているドルトムントだが、頼れるキャプテンは 退団を否定した。
 
「もちろんビッグクラブからの関心があれば、それも、マンチェスター・ユナイテッドという世界で最も大きいクラブの一つからのものならばとても栄誉なことだ。だけど僕は決断した。ここに残りたい」
 
 ドルトムントは現在プレシーズンツアーでアジアを回っている。7日には日本で川崎フロンターレと親善試合を行い、凱旋(がいせん)試合となった日本代表MF香川真司の2得点やMF丸岡満の1得点などで6-0と快勝。翌8日には休む間もなくシンガポールへと移動している。
 
 昨季は、リーグ戦で一時最下位となるなど低迷したドルトムント。最終的には8位まで順位を上げたが、レバンドフスキがバイエルンへと去った穴を新戦力で埋めきることはできず、MFマルコ・ロイス ら負傷者が相次ぐ不運にも見舞われた。しかし、退団を明言していたMFイルカイ・ギュンドアンの残留が濃厚となったのに続き、守備の要もチームに留まることを決意。トーマス・トゥヘル新監督のもと、新シーズンは再び王者バイエルンからタイトル奪還に挑む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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