ミラン、香川僚友の司令塔獲得に移籍金35億円準備!?

ドルトムントのドイツ代表ギュンドアン急浮上で本田ピンチ

 ACミランがドルトムントのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン獲得に2500万ユーロ(約35億円)の移籍金を準備しているこが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「TOP GUN ミランはギュンドアンに襲撃」と報じている。
 日本代表MF香川真司と親交が厚く2017年6月まで1年間契約を延長したばかりのギュンドアンは、昨季終了後に移籍する方針をクラブを通じて一旦発表。バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンと交渉を進めたが、年俸の折り合いがつかず急転残留と地元でレポートされていた。そして、今季の新体制発表ではチームで唯一サポーターからブーイングを浴びる羽目となった。
 そんな司令塔は川崎と親善試合を行うために来日中だが、記事では「ドイツ人MFはボルシアでうまくいっていない。ガッリアーニCEOは獲得しようとしている」とレポート。必要とされる移籍金として2500万ユーロを準備しているという
 目的は中盤の強化だ。「ミハイロビッチ監督は中盤のクオリティーを上げたい」とレポートされている。今季シニシャ・ミハイロビッチ監督は4-3-1-2システムを基本システムとし、トップ下にイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラを起用する方針と伝えられている。2トップは新加入のブラジル代表FWルイス・アドリアーノとコロンビア代表FWカルロス・バッカという昨年よりも強力な布陣となった。これまで右ウイングで起用されてきた日本代表FW本田圭佑も中盤でのプレーが可能だが、ギュンドアンの必要性を感じるほど中盤の陣容に満足していない様子だ。
 大型補強の影響で地元メディアからは余剰人員とみなされている本田だが、バルセロナやバイエルンも一旦交渉を進めたタレントが35億円の移籍金でやってくるとすれば、出場機会を手にすることは一層厳しくなる。残留を熱望する背番号「10」だが、ミラン加入3シーズン目で最大の試練に直面することになった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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