ファルカオ、プレミア再挑戦の年俸は昨季の半額以下に

昨季の不振で大きく価値を下げる

 マンチェスター・ユナイテッドからチェルシーへの期限付き移籍が決定したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは、昨季の週給28万5000ポンド(約5400万円)から、今季は半額以下となる週給14万ポンド(約2670万円)での契約となったことが分かった。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 FCポルトやアトレチコ・マドリード時代には、ヨーロッパリーグで2年連続得点王になったのをはじめ、2009-10シーズン25得点、10-11シーズン16得点、11-12シーズン24得点、12-13シーズン28得点と4季連続で15得点以上をマーク。非常に高い決定力を誇っていた。
 しかし、モナコ移籍後は負傷などもありコンディションが低下。2014年ブラジルW杯を膝の負傷で棒に振り、ユナイテッドでは出場機会を得ることすら満足にいかなかった。イングランド初挑戦はわずか4得点に終わるなど不完全燃焼な1年で、自身の価値を大きく下げることとなった。
 ユナイテッドはファルカオを獲得するのに、1年間のレンタル料600万ユーロに加え、年俸、ボーナス含め、総額2500万ポンド(約48億円)を費やしたという。到底その金額に見合う活躍を披露したとはいい難く、フロントやファンの失望を買う結果となった。
 迎える新シーズン、GKティボー・クルトワ、FWディエゴ・コスタらアトレチコ時代の同僚も多く在籍する王者チェルシーで、プレミア再挑戦を決意した。給与が半額以下になったとはいえ、それでも超高級取りであることに変わりはない。虎を意味する“エル・ティグレ”の愛称を持つ29歳には、ゴールを取り戻して周囲を黙らせるだけの活躍が必要になるだろう
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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