ブラジルが開幕戦を制した理由 その戦い方から見えた日本が勝ち抜くヒントとは

 こうした前半の展開でありながら最終的には3-1というブラジルの強さを示すデータはどの部分だったのだろうか?

ぶらくろ2

データ提供:opta

 

サイドから攻めたブラジルと中央から攻めたクロアチア

 

 ピッチ上に上方向の矢印があるイラストを参照してほしい。これはアタッキングサードと呼ばれるエリアでピッチを縦に3分割した時、右、左、中央どのエリアでパス、クロス、シュート等のプレーが行われたかを示す図だ。つまり敵陣に攻め入った際にどのエリアを最も多く活用しているかを示しているのだが、ブラジルとクロアチアではその割合が大きく異なることが見て取れる。

 ブラジルは右サイドでプレーした⑪オスカルの調子が良く、一方、⑦フッキの調子が思わしくなかったために右サイドの攻撃が多かったものの、それでもサイド攻撃の割合は82.7%、対して中央からの攻撃は17.3%だった。逆にクロアチアは中央が30.4%と結果的に世界最高といわれるセンターバック、チアゴ・シウバと圧倒的なフィジカルを誇るダビド・ルイスが待ち構えるエリアへの勝負を挑むことになってしまっていた。

 現代サッカーにおいてバイタルエリアと呼ばれるゴールの延長線上の中央付近は最も侵入が厳しい場所だ。しかし最終的にはそのエリアに入らない限り得点の確率は高まらない。それを直接的に攻めるのと、一度サイドを使って相手を外に寄せて、中央の守りを手薄にした後で攻めるのとでは効果が異なる。ブラジルが再三作ったチャンスは、相手陣内左右深いところに入り込んだ後の中央への折り返しのパスによるものだった。

 さらに前半の1-1という結果を受け、後半大きく変わったデータがある。ポゼッション率だ。

 

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