ベルギー監督を知る英紙記者が分析、3つの弱点とは? 「日本にチャンスは…」

ノースクロフト氏によれば、デ・ブライネはマンチェスター・シティで見せているほどの見事なプレーをまだ披露していないという【写真:Getty Images】
ノースクロフト氏によれば、デ・ブライネはマンチェスター・シティで見せているほどの見事なプレーをまだ披露していないという【写真:Getty Images】

デ・ブライネはマンCほどの輝きは見せていない

「ベルギーの弱点を強いて上げるとすれば、(強いてという点を強調したいのだが)両ウイングバックだろうか。ケビン・デ・ブライネは、シティで見せているほど見事なプレーをまだ披露していないなかで、他の選手が機能している。カウンターでピンチを迎える可能性もあるが、お互い良くカバーしている。あと気になる点は、ディフェンスリーダーのヴァンサン・コンパニが出場するかどうか。出た場合、どのようなコンディションなのか」

 ノースクロフト記者によれば、ベルギー代表は3つの懸念材料を抱えているという。3-4-2-1システムで両ウイングバックのヤニック・カラスコ(大連一方)、トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン)のパフォーマンスを懸念材料に挙げている。そして、プレミアリーグで今季最多16アシストを記録した天才デ・ブライネのチャンスメーク能力は、クラブレベルほど際立っていないという。

 そして、グループリーグ最終戦で負傷から復帰したDFコンパニ(マンチェスター・シティ)の状態。今季故障で長期離脱していた守備陣のリーダーは、どの程度の復調を果たしているのか。いずれにしても、“赤い悪魔”の優位性は揺らがないという。

「ベルギーが3-1で勝つと予想する。日本がベルギーを抑え切れるとはちょっと考えにくい」

 下馬評を覆し、2大会ぶりの16強にたどり着いた日本代表。スター軍団を相手に世紀の番狂わせで、史上初の8強進出を果たすことができるだろうか。

[記者PROFILE]
ジョナサン・ノースクロフト。英「サンデー・タイムズ」サッカーキャップ。1998年以降全てのW杯、ユーロ2004、08大会を取材。レスター奇跡のプレミアリーグ優勝を辿る「Fearless」を執筆。
■ツイッター: @JNorthcroft
■フェイスブック: facebook.com/JNorthcroft

(FOOTBALL ZONE編集部)



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