誰も欲しがらないバロテッリ 正式オファーは1つも届かず

サンプドリア、ガラタサライ 移籍先候補浮上も不人気露呈

 これまでに何度となく移籍市場で主役級の扱いを受けてきたリバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリだが、ここにきて興味を示すクラブがない寂しい状況に陥っている。イタリアのサッカー専門サイト「 calciomercato.com」が伝えている。
 昨年夏の移籍市場において1600万ポンド(約30億円)でリバプールにやってきた「スーパーマリオ」だが、16試合出場してわずかに1ゴールと、あまりにも期待外れの成績に終わった。ブレンダン・ロジャース監督率いる強豪はすでにベルギー代表FWオリジを復帰させ、ブラジル代表MFフィルミーノも獲得。2018年夏まで契約を残すバロテッリだが、来季居場所を見つけるのは難しい。
 移籍わずか1年で余剰戦力と化してしまったが、獲得に手を挙げるクラブが無いというのが実情だ。母国イタリアのセリエAサンプドリア、米MLSのロサンゼルス・ギャラクシーとオーランド・シティ、トルコのベジクタシュ、ガラタサライ、トラブゾンスポルという名前が移籍先候補に浮上したこともあるが、具体的な動きには至らず。あまりの不人気の理由として400万ユーロ(約6億3000万円)と言われる年俸、ここ5年間で4クラブを渡り歩いている状況、そしてピッチ内外の問題行動の多さを挙げている。
 代理人のミノ・ライオラ氏はこの状況を打破するために、ここ数週間で動きを見せていたというが実らず。彼の携帯電話が鳴るのは、ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバかパリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに関する要件だけだという。現在イタリアの高級リゾート地・アマルフィでバカンスを楽しむバロテッリを必要とするクラブは現れるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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