長友、“GK川島批判”に「悔しかった」 「ゴリ兄弟」が熱き抱擁を交わした理由
W杯ポーランド戦の前半32分にGK川島がビッグセーブ、猛然と駆け寄った長友
日本代表は現地時間28日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のポーランド戦で0-1と敗れた。日本はセネガルと勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の結果で並ぶも、イエローカード2枚差の「フェアプレーポイント」で上回り、辛うじて3度目の16強進出を決めている。
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この試合でキャプテンを任されたGK川島永嗣はビッグセーブを連発し、ダッシュで駆け付けたDF長友佑都が川島を鼓舞するように熱い抱擁を交わすシーンも見られた。そこには長友なりの強い思いがあったようだ。
第3戦に向けてGK川島への風当たりは強まっていた。第1戦のコロンビア戦(2-1)では、壁の下を通される低弾道FKへの反応が遅れて失点。続く第2戦でも、パンチングミスから失点するなど不安定なパフォーマンスが続いた。先発落ちも囁かれたなか、ポーランド戦の前日会見で、西野朗監督とともに出席した川島は「批判されることへの覚悟がなければ、この場所にいない」と力強く公言している。
そうして迎えたポーランド戦ではキャプテンを務め、前半32分にビッグセーブを披露した。日本は中央から打開され、ペナルティーエリア右付近からクロスを上げられると、最後は中央でMFカミル・グロシツキにヘディングシュートを打たれた。ゴール手前からの完璧な形だったが、素早く反応したGK川島が横っ飛びしながら右手一本で阻止。ゴールラインテクノロジーでのチェックも入り、ボール半個分はラインを越えていたものの、ライン上でかき出して見せた。その直後、猛然と川島の下へ駆け寄った一人が長友だ。