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ミラン、ブラジル代表FW電撃補強で合意へ 本田大ピンチ
バッカに続き、CLゴール記録を持つルイス・アドリアーノが加入
ACミランがさらなる前線の補強が決定的となっている。 イタリア地元テレビ「スポーツメディアセット」 によればウクライナ強豪シャフタール・ ドネツクに所属するブラジル代表FWルイス・ アドリアーノの移籍で個人合意に達したと報じられている。
クラブとの契約が残り半年となっている28歳のアドリアーノの移 籍金は800万ユーロ(約10億8000万円) ほどと見られている。シャフタールとしても、同選手が2016年 1月に契約満了を迎え、 フリーで放出となるを避けるために今夏の放出が濃厚となったよう だ。
アドリアーノは今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL) で大暴れし、一躍名を挙げブラジル代表にも初選出された。201 4年10月に行われ、7-0と圧勝した敵地BATE戦では、 バルセロナのリオネル・メッシに並ぶ1試合5得点のCLタイ記録 を達成。続く11月にホームでの対戦でもハットトリックを記録。 グループステージだけで9得点という記録もレアル・ マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ ロナウドに並ぶCL記録となった。
実現すれば、ミランとしてはFWカルロス・バッカ、MFアンドレ ア・ベルトラッチに続く今夏3人目の補強となる。
昨季は右ウイングのレギュラーとして29試合(先発26試合) に出場した日本代表MF本田圭佑だが、 新シーズンはポジションが保証されている訳ではない。伊地元紙「 コリエレ・デロ・スポルト」では、シルビオ・ ベルルスコーニ会長の希望するスタメン候補に名前が挙がらず、 アレッシオ・チェルチ、エムベイェ・ニアング、アレッサンドロ・ マトリらと余剰人員候補と報じられていた。
積極的な補強を進めるミランだが、本田は「 必要とされるなら残りたい」と残留を切望していた。 バッカに続く実力者の加入により、テコ入れの進む前線で、 本田の居場所はあるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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