「W杯大誤審10選」に韓国の疑惑の勝利も… 1位は44年後にドラマ生んだ世紀の判定

1966年W杯決勝、主審はジェフ・ハーストの“疑惑のゴール”を認めた【写真:Getty Images】
1966年W杯決勝、主審はジェフ・ハーストの“疑惑のゴール”を認めた【写真:Getty Images】

神の手と、世紀の判定

 2位は、アルゼンチンの天才ディエゴ・マラドーナの“神の手”。メキシコW杯準々決勝で、アルゼンチンはイングランド相手に2-1で勝利を収めた。相手GKと競り合ったマラドーナは、左アッパーでゴールを決める荒技で先制点を挙げた。この明確な誤審もスルーしてしまう。試合後、マラドーナはこの得点を「神の手とマラドーナの頭でゴールした」と、暗にハンドだと認めた。だが、お騒がせ男は、その後“あの5人抜きゴール”でサッカー界の伝説となった。

 そして不名誉な誤審1位は、世紀の判定が選ばれた。1966年のイングランドW杯決勝で生まれた、サッカーの母国が西ドイツから奪った疑惑のゴールは今でも論争が続いている。延長前半11分、イングランドのFWジェフ・ハーストが右からのクロスを華麗に胸トラップ。そして、反転しながら右足を振り抜いた。シュートはバーに当たり、ボールはラインの真下に落下。ゴールラインを割っていなかったように見えたが、主審はゴールを認めてしまった。

 自国開催で優勝を果たした一戦で生まれた得点は、過去に何度も検証され、疑惑の目が向けられてきた。このゴールから44年後になんの因果か、6位にランクインしたランパードの幻のゴールが生まれる。両国の因縁は、このワースト誤審に選ばれた疑惑のゴールから始まっていた。

今も語り継がれる誤審の数々は、VARの導入によりW杯の舞台から完全消滅するのだろうか。

(Football ZONE web編集部)

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