悲運の名手ウィルシャーがアーセナル退団 SNSで心境吐露「選択の余地がなかった」

ウィルシャーが、契約満了を持ってクラブを退団することが決まった【写真:Getty Images】
ウィルシャーが、契約満了を持ってクラブを退団することが決まった【写真:Getty Images】

下部組織時代から17年、“心のクラブ”を離れることを決断

 アーセナルの下部組織で育ち、イングランド代表最高の逸材とも言われていたMFジャック・ウィルシャーが、契約満了を持ってクラブを退団することが決まった。同選手は自身のインスタグラムで「選択の余地がなかった」「ファーストチームでのプレーが必要」と決断の理由を語った。

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 ウィルシャーは9歳でアーセナルの下部組織に加入。2008年に16歳でトップチームデビューを果たすなど、将来を嘱望されていた。ボルトンへの期限付き移籍で経験を積むと、アーセナルの主力選手としてキャリアを積んだ。

 しかし、その成長速度に歯止めをかけたのが度重なる負傷だった。近年はコンスタントにフルシーズンを戦えるコンディションが整わず、2016-17シーズンにはボーンマスへレンタルされるなどクラブ内での立場が揺らいでいた。今季限りで満了となる契約延長交渉を行っていたが、合意には至らず、26歳のレフティーはクラブを去る決断を下した。

 ウィルシャーはインスタグラムで「6月末の契約満了を持ってアーセナル・フットボールクラブを去る」と綴り、退団の意思を公にした。その後、アーセナル公式ツイッターも「#GoodLuckJack 」のハッシュタグを付け、ウィルシャー退団を正式に発表した。トップチームではデビューから約10年。計197試合に出場した。

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