2010年W杯メンバーの森本貴幸が見た日本代表 本田ら“北京五輪世代”に抱く思いとは?
高齢化を指摘する声に「30歳を超えたからといってベテランと一言でくくるのは安易」
西野朗監督率いる日本代表は19日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦のコロンビア戦を迎える。今大会のメンバー23人の平均年齢は28.26歳と過去最も高齢となり、ベテラン偏重の構成に対して厳しい声も上がるなか、2010年の南アフリカ大会で岡田ジャパンの一員だったFW森本貴幸(アビスパ福岡)は、「経験を積んでいる選手ならではのプレーがある」と不安を一蹴する。
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西野ジャパンには最年長のGK川島永嗣をはじめ、MF本田圭佑やDF長友佑都ら30歳以上の選手が8人エントリーされている。これは6大会目の出場にして、平均年齢とともに過去最高の数字だ。メンバー発表後には“高齢化”を指摘する声が多く見られたが、同じ選手である森本の見解は違う。
「僕は30代に入ってからも伸びていく選手を見てきました。30歳を超えたからといって、『ベテラン』と一言でくくるのは安易な考えだと感じます。マスメディアでは厳しい記事が多いですが、本人たちは特に気にしていないでしょうし、30代になって20代前半の時とは違った、経験を積んでいる選手ならではのプレーや振る舞いが期待できる。意識を高く持って取り組んで、チームの力になってくれるのは間違いないと思います」
とりわけ本田や長友、また同学年ながら世代としては一つ下となるMF香川真司ら、北京五輪を一緒に戦った仲間に活躍してほしいとの思いが強いようだ。
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