「不名誉なドロー」 マラドーナが代表チームを痛烈批判「帰国は許されない」

マラドーナが代表チームを痛烈に批判した【写真:AP】
マラドーナが代表チームを痛烈に批判した【写真:AP】

怒りの矛先はサンパリオ監督へ「試合に向けて準備をしていなかった」

 アルゼンチンは現地時間16日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、初出場のアイスランドに1-1のドロー発進。この一戦を現地で見守った元代表監督のディエゴ・マラドーナ氏は、「不名誉なドロー」と切り捨てた。英公共放送「BBC」が報じている。

 アルゼンチンは前半19分にFWセルヒオ・アグエロのゴールで先制したものの、そのわずか4分後に同点に追いつかれる。エースのFWリオネル・メッシ(バルセロナ)が一人でシュート11本を放ったが、まさかの不発。あまりに精彩を欠いた内容に、マラドーナ氏は「チームに怒りを感じた」と、語気を強めた。

 1986年メキシコW杯に優勝した英雄は、ベネズエラのテレビ番組で「不名誉だ。アイスランドの選手全員(の身長)が190センチと分かっていながら、試合に向けて準備をしていなかった」と批判。ホルヘ・サンパオリ監督に怒りの矛先を向けると、「帰国は許されない」と、厳しい口調で警告した。

 その一方で、「選手たちを責めたりはしない」と現役時代の自身を引き合いに出して、PKを失敗したメッシをかばった。

「努力が欠けていたことは責めるに値するが、選手たちを責めることはできないし、特にメッシに関しては全ての限りを尽くしていた。私だってPKを外したことは5度あるが、それでも私はディエゴ・アルマンド・マラドーナとなった。メッシがPKを外したから勝ち点1となったわけではないと思う」

 メッシら後輩たちは、21日のクロアチア戦で英雄を満足させるだけのパフォーマンスを見せられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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