ネイマールの離脱が決定 ブラジルサッカー連盟が出場停止処分軽減を断念

エース抜きの南米選手権が決定

 ブラジル代表FWネイマールが南米選手権チリ大会を戦うチームから離脱することが決まった。ブラジルサッカー連盟(CBF)は南米選手権1次リーグ第2戦コロンビア戦で0-1と敗戦した後、両軍乱闘の引き金を作り、4試合出場停止を命じられたネイマールの処分軽減を申し立てる意向を示していた。だが、最終的に処分を受け入れることを発表した。ESPNが報じている。
 CBFは「ネイマールはサンティアゴ・デ・チリを去り、今朝代表チームから離れることになる」と声明文を発表した。
 ネイマールはコロンビア戦終了後、相手DFアルメロに思い切りボールを蹴りつけ、決勝点を決めたDFムリージョにヘッドバットを仕掛けた。主審は試合後、両軍の乱闘騒動の引き金を作ったネイマールから侮辱発言を受けたと、大会組織委員会に報告していた。
 ブラジル代表のドゥンガ監督や、CBFはネイマールに対する4試合出場停止が「重すぎる」と異議を唱えていた。一方で、大会規律委員会幹部が「処分は軽かった」と大甘裁定であることを主張。ネイマールに対する非難の高まりを見て、最終的に処分軽減を申し出ない方針を固めた様子だ。
 背番号10と、主将の大役を担うネイマールは南米選手権から去る。セレソンは決勝トーナメントをエース抜きで戦うことが決まった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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