レアル・マドリードのDFセルヒオ・ラモスが、クラブを退団する意志を固めたと、スペイン紙「アス」が報じている。 ラモスはレアルと2017年で契約満了を迎えるが、いまだに新契約を結んでいない。また、レアル側は、バルセロナの会長に立候補しているジョルディ・マホ氏と、ラモスが獲得交渉を行ったという報道を正式に否定しなかった。それが、退団を決意したきっかけとなったと伝えられている。 ラモスはスペイン代表のデル・ボスケ監督や、クラブのレジェンドであるフェルナンド・イエロ氏、ラウール・ゴンザレス、そして、退団がうわさされるイケル・カシージャス のように、クラブから追いやられる形での退団を希望しておらず。自らの決断でクラブを去ることを望んでいるという。 年俸アップは、特に希望していないといわれており、現在レアルから受け取っている600万ユーロ(約8億4000万円)と同等の条件であれば受け入れる姿勢にあるという。ラモスに対しては、パリ・サンジェルマンと、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に強い関心を示していると報じられている。 2005年から10年間にわたり、レアルの主軸として活躍してきたディフェンスリーダーが白い巨人に別れを告げる瞬間がやってきたようだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images