レアルがビダル獲得から撤退へ ユベントスの補強戦略に影響も
多方面に影響を与えた不祥事
レアル・マドリードが、ユベントスのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル獲得から撤退することを決めたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
その理由は、現在開催されているコパアメリカチリ大会中にビダルが起こした交通事故にあるようだ。それさえなければ、ビダルへの興味は続いていたという。チリ人MFは、大会期間中の休養日に赤いフェラーリを飲酒運転で乗り回し、交通事故を起こしてしまった。それによって、撤退が決定的になったと報じられているのだ。
また、同紙は、この事故がユベントスの移籍戦略にも影響を与える可能性があると言及。ビダ ルの市場価値が下がることに加え、もし残留することになれば、獲得に興味を示しているアクセル・ヴィツェル(ゼニト)とラジャ・ナインゴラン(ローマ)のベルギー代表コンビの獲得が難しくなると報じている。
一方で、「(新監督の)ベニテスは、彼をよく知っているから、オファーを出してくるのではないか」というユベントスのマロッタGMのコメントも紹介している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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