頭→胸→頭→バイシクル→ボレー! W杯出場国が魅せた驚異の“空中パス回し弾”が話題

セルビア代表DFイバノビッチが決めた、圧巻のゴールが話題を呼んでいる【写真:AP】
セルビア代表DFイバノビッチが決めた、圧巻のゴールが話題を呼んでいる【写真:AP】

セルビアDFイバノビッチが決めた、ボールが“一度も地につかない”スーパーゴール

 セルビア代表は9日、国際親善試合でボリビア代表と対戦し5-1で大勝を収めた。ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた最後のテストマッチとなったが、この試合でゼニトDFブラニスラヴ・イバノビッチが決めた圧巻のゴールが話題を呼び、セルビアサッカー協会も動画を公開している。

 ゴラッソが生まれたのは、セルビアが3-0とリードして迎えた前半42分だった。ゴールまで約40メートルの位置で得たFKの場面で、キッカーがロングボールを前線に放り込むと、ペナルティーエリア内の右サイドでイバノビッチがフリーとなりヘディングで中央に折り返す。これをフィオレンティーナDFニコラ・ミレンコビッチが胸トラップ、さらに浮いたボールをトリノMFアデム・リャイッチが頭で左前方へつなぐ。

 これをフルアムFWアレクサンダル・ミトロビッチがアクロバティックなバイシクルボレーで合わせるも、ボールはゴールマウスを捉えられず、再び右サイドのイバノビッチの元へ。34歳のベテランDFは、これを右足のダイレクトボレーで合わせてネットに突き刺した。FKから一度もボールがピッチに落ちることなく、5本のパスをつないで得点が生まれたスーパーゴールとなった。

 英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、この一連のプレーを「見事なパスワークの後に元チェルシーの守備職人がパワフルなフィニッシュで締め括った」と特集。W杯公式ツイッターも動画の投稿をリツイートして、「W杯でこんなゴールを見ることができたら感動的なことだろう」とのメッセージを添えている。

 セルビアはグループEでコスタリカ、スイス、ブラジルとの対戦を控えているが、ボリビア戦のようなスーパーゴールは生まれるだろうか。

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