マンチェスター・シティは、イングランド代表FWラヒーム・スターリング獲得のために2度目の高額オファーを提示したが、どうやらリバプールを納得させることはできなかったようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。 プレミアリーグで2位に終わったシティは、20歳の俊英を熱望。若く、貴重なホーム・グロウン・プレーヤーでもある快足アタッカーに対し、すでに2500万ポンド(約49億円)を超えるオファーを提案したが、あっさりと拒否されていた。新たに大幅増の4000万ポンド(約77億円)で2度の獲得オファーを送ったが、かねてスターリングの価値を5000万ポンド(約98億円) と主張するリバプールもポリシーを曲げることはなかったようだ。 クラブとの契約延長を2度も固辞したスターリングは、この夏のリバプール退団が確実視され、ビッグクラブによる争奪戦が展開されている。 一方、タイトル奪還に燃えるシティもカルドゥーン・アル・ムバラク会長が「“ハイクオリティー”な選手を連れてくる」ことを明言。クラブの獲得リストの上位にスターリングの名前があることは明らかだ。決して譲らない姿勢のリバプールを懐柔し、若きスターを迎え入れることはできるだろうか。【了】サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE webゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images