フィオレンティーナがマリオ・ゴメスを移籍市場に放出へ

母国ドイツへの復帰が有力か

 イタリア・セリエAフィオレンティーナのドイツ代表FWマリオ・ゴメスが、この夏の移籍市場で売りに出されると、イタリアメディアが報じている。フィオレンティーナは1200万から1500万ユーロ(約16億8000万円から約21億円)のオファーを適正価格と考えているようだ。現在のところ、ヘルタ・ベルリンや、ドルトムントなど母国ドイツのクラブから視線が注がれているという。
 フィオレンティーナは、新シーズンの監督候補としてスイス・バーゼルとの契約を残すパウロ・ソウザとの交渉を進めている。ゴメスの売却によって現金を手にすれば、110万ユーロ(約1億5000万円)とも言わ れている年俸がねん出できるほか、サッスオーロ所属のイタリア代表FWシモーネ・ザザの獲得資金になる可能性もある。また、ドルトムントは同じくイタリア代表FWのチーロ・インモービレとのトレードも画策しているようだ。
 バイエルン・ミュンヘンでの4シーズンではリーグ115試合で75ゴールという驚異的な数字を残した。2013年に鳴り物入りでフィオレンティーナに加入したゴメスだが、2シーズンでの成績はリーグ29試合出場で7ゴールと、全くの期待外れに終わった。来月10日に30歳になるドイツ人ストライカーは、失意と共にイタリアを去ることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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