努力の天才、いたずら好き… 韓国代表FWソン・フンミン、同僚DFが語る“素顔”とは?

韓国代表の先輩DF(左)チャン・ヒョンスから見たエースFW(右)ソンフンミンとは?【写真:AP&Getty Images】
韓国代表の先輩DF(左)チャン・ヒョンスから見たエースFW(右)ソンフンミンとは?【写真:AP&Getty Images】

先輩チャン・ヒョンスから見たエースは…「日々の努力を惜しまない姿には頭が下がる」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)で9大会連続10回目の出場を果たす韓国代表。グループリーグでスウェーデン、メキシコ、前回王者ドイツという難敵揃いの“死の組”に振り分けられたなか、2017年7月からチームを指揮するシン・テヨン監督とともに、鍵を握るのがエースのFWソン・フンミン(トットナム)だ。「アジア最高の選手」との呼び声高いストライカーの素顔を探るべく、同僚のDFチャン・ヒョンス(FC東京)を直撃した。

 ソン・フンミンは2010年12月のシリア戦で18歳にして韓国代表デビュー。14年のブラジルW杯ではグループリーグ全3試合に出場し、アルジェリア戦でゴールも奪った。16年のリオデジャネイロ五輪にも出場しており、U-17W杯も含めて国際舞台の経験は豊富だ。13年からA代表で共闘するチャン・ヒョンスも、ロシアW杯における注目選手にはやはりエースの名前を挙げる。

「ソン・フンミン選手には世界が注目しています。僕はプレミアリーグを経験していないので評価するのはおこがましいですが、得点とアシストを量産している姿を見ていると、改めて素晴らしい選手だと思います。ただ、彼は自分がイングランドでプレーしているからといって、決してそれを表に出さない。海外でやっている自覚を持ちながらも、チームのために献身的に戦ってくれるし、自ら先頭に立って一生懸命やろうと背中で示してくれるタイプです。日々の努力を惜しまない姿には頭が下がります」

 スピード溢れるドリブルと抜群のゴール嗅覚を武器にブンデスリーガで3年連続二桁得点を挙げ、プレミアリーグに渡って今季で3年目。強豪トットナムでイングランド代表FWハリー・ケインに次ぐリーグ戦12得点をマークし、UEFAチャンピオンズリーグ、FAカップを含めて公式戦51試合で18得点9アシストの成績を残した。同世代で戦う選手から見ても、世界最高峰の欧州5大リーグで活躍する実力は別次元にあるようだ。

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