チェルシーのGKペトル・チェフの去就は、来週中にもクラブと話し合いを行うことで決着しそうだ。英地元紙「テレグラフ」が報じている。 ベルギー代表のティボー・クルトワにポジションを奪われ、今季はリーグ戦でわずか7試合の出場に終わった。33歳の現在でも世界トップクラスの実力を備えていることは実証済みで獲得を望むクラブも多い。そのため、今夏の動向が注目されている。 「僕自身、そして家族にとってベストな選択をする。そうなればイングランド、ドイツ、フランス、スペインなど場所はどこでも問題ない」 チェフに対してはチェ ルシーの地元ライバル、アーセナルをはじめ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンなどの感心が伝えられている。「来週にはチェルシーと会談を行う。状況については明らかにし、すべて包み隠さず話すよ。もし移籍となれば、難しいこともたくさんある。全てを変えなければならない。新しい家や、子どもの学校なんかを探さなければいけないね」 移籍先の候補はいくつかあるようだが、本人は、そう本音もこぼしている。すでに11年間過ごした本拠地ロンドンから離れることに難色も示している。 現在は12日に行われるEURO2016予選アイスランド戦のためチェコ代表に招集されているチェフ。来年のEURO本大会に向けてクラブでの出場機会を求めており 、この試合に勝って交渉にも万全の体制で臨みたいところだろう。【了】サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE webゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images