フランスのASモナコからの退団が決まった元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフは、プレミアリーグへの復帰を希望しているようだ。英地元紙「テレグラフ」が報じている。 ベルバトフは、トットナムをはじめ、マンチェスター・ユナイテッド、フルハムなど、プレミアリーグで豊富な経験を持っている。ユナイテッドに所属していた2011年には20得点で得点王にも輝いている。 1年半プレーしたモナコからの退団が決まり、34歳ベルバトフの去就に注目が集まる。同選手は、モナコで週給約10万ポンド(約1900万円)と破格なサラリーを受 け取っており、その点は移籍の障害となる可能性もある。しかし、来季プレミアリーグに昇格するボーンマスが獲得に動くなど、経験豊富なストライカーを欲しがるクラブは少なくないだろう。 「(イングランドへの復帰は)とても喜ばしいことだ。私はイングランドで長い間過ごした。とてもいい思い出が残っている」 ベルバトフは、母国ブルガリアでの取材に対し、イングランドへの思いをこのように語った。 既にベテランの域に達したが、その卓越したボールテクニックとゴールへの嗅覚は衰えていない。「とてもいい状態にある。僕はまだフットボールの世界でできることが残っていると思う」と話し、プレーへの意欲ものぞかせている。 今季は、モナコのUEFAチャンピオンズリ ーグベスト8進出に貢献した。強豪アーセナル相手にも健在ぶりを示したベルバトフがプレミアでもう一花咲かせることができるだろうか。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images