ザックが語る、バルセロナを止める方法 古巣ユーベの今季CL制覇の鍵

3トップへの供給を遮断

 元日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、ユベントスが6日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝バルセロナ戦で、相手最強3トップへのパスの供給を遮断することが勝利の鍵だと主張している。衛星放送「スカイ・イタリア」で語った。
 昨年のブラジルワールドカップ以降、評論家として活動を続けるイタリア人指揮官は2009年シーズンの途中からユベントスを指導している。ベルリンでの頂上決戦では失うもののないユーベの優位性を口にした。
「精神的な問題ではビアンコネリ(白黒、ユベントスの異名)がより良い状況に立つ。なぜなら彼らはアウトサイダーとし て決勝に来て、誰も予測していなかったからだ。バルセロナはいつも相手にいつも以上の力を引き出すことになる。もしもバルサが敗れれば、それは失敗とみなされる。彼らは勝つ義務を背負い、多くのプレッシャーと緊張とともに決勝に進出した」
 そして、バルセロナ打倒の鍵はメッシ、スアレス、ネイマールの今季合計120ゴールの「MSN」と呼ばれる最強3トップを止めることではなく、そこに至るパスの供給源を食い止めることだという。
「バルセロナを止める方法は、彼らの供給ラインをストップさせることだ。すでにチキタカのチームではない。ルイス・エンリケは彼らのフットボールにイタリアのメンタリティーを植え付けた」
 スペイン人ながらASローマで指揮を執った指揮官は、シ ョートパスを繋ぎ、ボールの支配力を高める従来のパスサッカーだけでなく、鋭いカウンターを武器としている。

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