ユベントスのイタリア代表DFジョルジオ・キエッリーニが、6日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で対決するバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを「フットボールの神」とたたえている。スペイン地元紙「AS」が報じている。 5月30日に行われた国王杯決勝アトレチコ・ビルバオ戦前半20分、右サイドから4人抜きのドリブルで、衝撃的な先制点を決めた。キエッリーニは、そのバルセロナのスーパーエースをあがめるようにこう称した。 「現時点で、彼はフットボールの神だ。スペインの攻撃的なプレーは最高だけれど、我々イタリアでは守備がよ り優れている」 だが、一方で不屈の闘志を持つストッパーは、「イタリアではああいうゴールはできない」とも語った。相手の長所を消し、ドリブルは、時にファウルで止めるという伝統と鉄則を誇るイタリア。メッシの神業ドリブルは、成功しなかったと強気に語った。 メッシ、スアレス、ネイマールの頭文字を取って“MSN”と称される強力3トップを擁するバルセロナの“最強の矛”に対し、最強の盾と称される伝統的な堅守を誇るユベントス。ベルリンで行われる頂上決戦に両軍、徐々にヒートアップしてきた様子だ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images