鹿島の快挙を称賛も嫉妬する韓国メディア 「大陸王者でない」と“開催国枠”に疑問の声も

歴史的勝利を称えつつも「後味は少し悪い」

 総合ニュースサイトの「ニュースエン」は、「サッカー界初のビデオ判定の恩恵を受けた鹿島」との見出しで、「誤審も試合の一部という通説を壊す大きな変革だった。鹿島は初めてその恩恵を受けた」とまとめた。

 スポーツ専門サイトの「スポTVニュース」は、「アジアのチームのなかで初めてクラブW杯決勝に進出したことは、十分に評価されることだ」と鹿島の勝利を称えつつも、「開催国の対戦相手の運も無視できない。それに加え、これまで13回、クラブW杯が開催されたが、そのうち8回が日本で開催された。今大会が開催される前、日本のチームの最高成績3位(07年浦和レッズ、08年ガンバ大阪、15年サンフレッチェ広島)はすべて日本開催だった」と、今回の決勝進出もホーム開催という有利な条件から生まれたものだと言い切っている。

 スポーツ専門サイトの「スポーツ韓国」も、「鹿島アントラーズがアジアサッカーの新たな歴史を作った。しかし、その後味は少し悪いものかもしれない。大陸王者ではなく、“開催国枠”から今大会に参加しているからだ」と、あくまでもアジア王者ではないことを強調した。

 さらに同サイトは、「今季のJリーグ王者ではあるが、鹿島は今年のACLに出場できなかったチーム。 『大陸王者たちが世界最高のクラブを決める』という大会のテーマがぼやけてしまっている」とまとめている。

 

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