負の連鎖を断ち切る“攻撃的DF”の一撃! 浦和が怒涛の3発でFC東京に大逆転勝利

0-2からの大逆転! 浦和が悪夢の連敗を「3」でストップ

 J1リーグは22日、AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント参戦により未消化となっていた第13節の浦和レッズ対FC東京の1試合が行われ、ホームの浦和が攻撃的DFの2ゴールによって悪夢の連敗を「3」でストップ。前半のうちに0-2とビハインドを背負う苦しい展開になったが、後半21分と27分に日本代表DF槙野智章が立て続けに2ゴール。同33分にはFW李忠成が決勝ゴールを決め、3-2で逆転勝利を収めた。

 泥沼の3連敗で一気にファーストステージ優勝の可能性が消滅した浦和は、この日も連敗中の悪いムードの立ち上がり方になった。前半13分、最終ラインとボランチの間でのパス交換を狙われ、FC東京MF米本拓司にカットされた。こぼれたボールをFWネイサン・バーンズ、FWムリキとつながれて失点。あっさりと先制点を許すと、本拠地の埼玉スタジアムもため息とともに消沈した。

 さらに同31分、カウンターを受けた局面で4人がかりでバーンズをストップしたものの、ボールは無情にも浦和ゴール方向にこぼれ、MF橋本拳人の前へ。距離を詰める浦和GK西川周作の動きを見て橋本が冷静に右アウトサイドでゴールに流し込み、2-0とリードを広げた。ハーフタイム突入時には、浦和サポーターから大音量のブーイングが鳴り響いた。

 後半に入っても浦和は攻めきれないゲーム展開を続けていたが、流れを変える1点が後半21分に生まれた。CKの二次攻撃で右サイドからFW興梠慎三がクロスを上げると、攻撃参加していた槙野が競り勝ちヘディングシュートを決めて1-2と追い上げる。槙野はゴール内に転がるボールを持ってセンターサークルまで走り、浦和に反撃ムードが生まれた。

 

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