「20歳の女優」がリフティング動画に目覚めた理由 「やっぱり見ていると自分が…」

2016年からフリースタイルフットボールに目覚めた眞嶋さん。自ら動画を作成し公開するようになった【写真:荒川祐史】
2016年からフリースタイルフットボールに目覚めた眞嶋さん。自ら動画を作成し公開するようになった【写真:荒川祐史】

【眞嶋優インタビュー|Part 2】2016年から動画公開、テクニックや撮影方法も研究

【Part 1】「20歳の女優」はなぜボールを蹴るのか? “サッカー少女”として輝いた日々
【Part 3】「サッカーができる女優」が描く未来 “神スイング”のような強みを手にするために…

「サッカーができる女優」を目指しているという眞嶋優さん。3歳の頃からボールを蹴り始めていたサッカー少女は、その“上手すぎる”リフティング動画を公開したことがきっかけで、少しずつサッカーファンの間での認知を獲得している。

 Jリーグクラブの応援リポーターや、フリースタイルフットボール協会のアンバサダーも務めてきた眞嶋さん。ご自身で公開しているYouTube動画や、サッカーとの向き合い方について聞いてみた。

◇   ◇   ◇

――プレーヤーとしての道を離れてから、しばらくして2016年にフリースタイルフットボールを始めたということですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

「ALEG-Re(※)というパフォーマンスグループが、フリースタイルをやっているところをテレビで見てやりたいと思うようになりました。私、利き足の右足はキックもリフティングも得意だったんですけど、左足は全然できなかったんですよ。だから最初は、右足だけでできる技をやっていたんです(笑)」

※…アレッグ。2015年に国際大会で優勝し、世界一に輝いたフリースタイルフットボールチーム。平成29年11月15日付で解散。

――YouTubeにアップしている動画を見ると、確かに最初の頃は右足だけのタッチが多いですね。ブランクもあって感覚を取り戻すのは大変でしたか?

「右足だけでは限界がくるなと思い、両足を使えるように地道な練習をしてきました。最初はハマって毎日練習していましたね。技ももっとたくさんできるようになりたくて他の人の動画をたくさん見たし、自分で動画を撮って、どこで失敗してるのかを研究してやるようになりました」

――動画の構成なども全て自分で考えているのでしょうか?

「はい。撮影はお母さんにしてもらっているんですけど、最初はカメラを地面に置いてやっていたんです。でも、それだと画面が固定されてしまうし、顔があまり見えなくて難しいなと思ったんです。なので、そこからお母さんに頼むようにしました。『もっとこうしなよ』、『じゃあやってみなよ』、『できるわけないじゃん』って毎回喧嘩しながらやっています(笑)。今はアプリもいろいろ充実していて簡単にできるので、音楽も自分でつけたりしています」

――動画はどのくらいの頻度で撮影していますか?

「月1ペースでやっていこうと思っています。この前はIbuki(吉田息吹)さんという、関西で活動されているフリースタイラーの方とコラボさせてもらいました」

――毎回テーマを決めてやっているのですか?

「実は東京23区の公園を巡ろうということでやっています。今はもう17区くらいは制覇したので、もうちょっとで全制覇ですね。その後には、海外とかにも行けたら面白いですね」

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