なでしこJに宿る“勝負勘” 豪州に序盤劣勢も「後半いける」、冷静にW杯切符つかむ

アジアカップ・第3戦 オーストラリア戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】
アジアカップ・第3戦 オーストラリア戦「なでしこジャパンの布陣」【画像:Football ZONE web】

「ワールドカップにつながる試合を…」

 この1-1の引き分けにより、日本、オーストラリア、韓国の3チームが勝ち点5で並んだ。いずれもベトナムを相手に1勝し、直接対決は全て引き分けとなったため、当該対戦のゲームで1得点ずつを挙げた日本とオーストラリアが、0得点の韓国を上回って2位以内が決定。グループ全体の得失点差でオーストラリアが1位、日本が2位となった。

 高倉監督は「まだまだ課題はあるが、一つ山を越えた。前向きに進んでいきたい」と、先を見据える。また、熊谷も「ここでワールドカップを決められて良かったですけど、アジアでの優勝という目標のために、ワールドカップにつながる試合をしてきたい」と、中国と対戦する準決勝以降の戦いに気持ちを切り替えた。

 2011年のドイツ大会で初優勝、15年のカナダ大会で準優勝の好成績を残している大舞台は、来年にフランスで開催される。16年リオデジャネイロ五輪への出場権を逃したために久しぶりの世界大会になるが、なでしこジャパンは過去2大会と同様に快進撃を見せられるのか。残り1年強で、どれほどの強化ができるのか期待と注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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