「まだ勝利への情熱を失っていない」 湘南38歳ミキッチ、ストイックな“求道者”の矜持

「前でボールを持った時に違いを作ること」が仕事

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Jリーグで10シーズン目を迎えるミキッチ【写真:湘南ベルマーレ】

――ミキッチ選手はクロアチア時代、ドイツ時代を含めてたくさんの指導者を見てきたと思いますが、曺監督はどんなタイプの指揮官ですか?

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「曺さんは私が大好きな監督。彼を見ていると喜怒哀楽がはっきりと分かるし、何よりサッカーへのパッション(情熱)がひしひしと伝わってくる。24時間サッカーのことを考えて、全てをサッカーに捧げています。なおかつ紳士でもあるのが曺さんの良いところだし、私が好きな理由です」

――プレーに関して具体的な指示は?

「自分の良さをとにかくピッチで出してくれ、と。特に、前でボールを持った時に違いを作ることを一番求められています」

――ミキッチ選手が主戦場とするサイドは、キャプテンのFW高山薫選手をはじめ、DF杉岡大暉選手、DF岡本拓也らタレントが揃い、ポジション争いも熾烈です。

「それぞれに特長、違ったクオリティーを持った選手たちです。今日は調子が良くて今日は調子が悪い、コンディションが良い時と悪い時は選手自身が一番分かるので、良いプレーが見せられなくて(試合に)出られないのは当たり前だと受け入れています。

 ただ、調子が良い時、やれている手応えがある時は試合に出たいと思うし、監督にも『出してくれ!』という思いは強くあります。とはいえ、対戦相手のことも踏まえて、最終的に選手を起用するのは監督の判断で、仮に調子が良いと思っていても出られないのがプロの世界。そこで不満を示すのではなく、次の練習でもっと良いプレーを見せるというのが健全な競争につながると思っています」

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