「まだ勝利への情熱を失っていない」 湘南38歳ミキッチ、ストイックな“求道者”の矜持

今季湘南ベルマーレへ新加入したミキッチ【写真:Football ZONE web】
今季湘南ベルマーレへ新加入したミキッチ【写真:Football ZONE web】

湘南スタイルに必要な“スパイス” 「賢く戦うことを加えていく必要がある」

 クラブ史上最長となる7年目を迎えた曺貴裁監督の下、2年ぶりに復帰したJ1で“過去最高の成績”を目指す湘南ベルマーレ。平均年齢25歳台の若いチームで、最年長として君臨するのが今季新加入のMFミキッチだ。2009年のJリーグ入りから早10年目、38歳となってもなお成長を追い求め続ける熟練のサイドアタッカーは、「湘南は上位争いをするチームになれる」と力強く語った。

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――ミキッチ選手にとって、Jリーグ挑戦10年目で初めての移籍です。開幕から約1カ月、実際に湘南でプレーしてみた感想は?

「良いスタートを切ったと思いますが、順調だった分、(4節の)FC東京戦(0-1)で結果が出なかったのは課題が残ったと思います。相手がFC東京であっても、鹿島であっても、浦和であっても、強いと言われるチームと対峙しても自分たちは勝てると信じて戦わないといけません。少しでも不安になったり、怖がったりしてしまえば、それがプレーに出てしまう。良い結果を得るためには自分たちを信じることが必要だと思います」

――縦へ果敢に仕掛けていくミキッチ選手の姿勢は、“湘南スタイル”にマッチしていると思います。

「それが湘南を選んだ大きな理由の一つです。湘南のスタイルが好きですし、自分に合っていると私も感じていますよ。ただ、今まで積み上げてきた土台に、『賢く戦う』ことを加えていく必要があると考えています」

――具体的に、伝えていきたい“賢さ”とは?

「今まで以上にボールを大切にすることが重要だし、良い攻撃をするにあたって大事なのは自分たちがボールを保持すること。一番良い守備に関しても同じです。自分たちがボールを持っていれば、守備はしなくていいわけですから。簡単にボールを失わないということを頭に入れてプレーしないといけない。そういう意味で“賢く”、ですね。

 もちろん、ゲームで勝つためにはボールを保持して動かしているだけでは点は取れません。リスクを冒して攻めることも必要で、バランスを上手くとらないといけない。例えば、いつスピードアップして、いつボールを失わないようにキープするのか。前がかりに攻めて行っていい時、しっかり後ろを固めて攻める機会をうかがう時をどう見極めるか。ゲームの進め方というか、良い状況判断から最善の選択をする部分はもっと成長できると感じています」

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