アーセナルMFラムジー、自画自賛の“足裏ボレー弾”に称賛の嵐 「ポスターにしたい」
ELのCSKAモスクワ戦で2得点の活躍 エジルのパスをダイレクトで決めた一撃が話題に
アーセナルは現地時間5日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦でCSKAモスクワ(ロシア)と対戦。前半だけで4点を奪うゴールラッシュを見せ、本拠地エミレーツ・スタジアムで4-1と快勝した。なかでも、チーム3点目となったアクロバティックボレーに対し、「プスカシュ賞候補」「ポスターにしたい」と称賛の嵐となっている。
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アーセナルは前半9分にウェールズ代表MFアーロン・ラムジーのゴールで先制すると、1-1とされた同23分にはフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットにも得点が生まれ、再びリードを奪う。そして迎えた前半28分だった。
敵陣左サイドでラカゼット、スペイン代表DFナチョ・モンレアルとパスをつなぎ、ボールはペナルティーエリア左後方のドイツ代表MFメスト・エジルの下へ。すると、希代のレフティーはペナルティーエリア内のスペースを突いたラムジーにピンポイントパスを供給する。ゴールに対して半身の体勢のまま走り込んだラムジーは、左足で踏み切ってジャンプすると右足裏でボールをヒット。シュートはCSKAモスクワのロシア代表GKイゴル・アキンフェイフの手の上を越え、綺麗な放物線を描いてネットに吸い込まれた。
ラムジーのこの日2点目で勢いに乗ったアーセナルは、前半35分にラカゼットがダメ押しゴールを奪い、4-1と前半で勝負を決めた。勝利の立役者となったラムジーは試合後、自身のツイッターに「充実したパフォーマンス」と自画自賛の一言を投稿。ファンからは「ポスターにしたい」「イブラヒモビッチ級のアクロバティック度」「ミスター・アーセナル」「プスカシュ賞候補」「ファンタスティック」とコメントが寄せられ、FIFA年間最優秀ゴール、あるいは“カンフーボレー弾”で知られる元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(LAギャラクシー)にも匹敵すると称えられた。
ラムジーは2013-14シーズンにリーグ戦10得点を挙げたのをピークに、近年はゴール数が減っていたが、今季はリーグ戦(6得点)を含めて公式戦9得点を記録。母国ウェールズでライアン・ギグス以来の逸材と言われた男が、本来の輝きを取り戻しつつある。