仏代表デシャン監督、ユーベの新指揮官候補に浮上 「どのクラブよりも気にしている」
かつて指揮した古巣への復帰説に「今の時点では考えていない」と話すも…
イタリア王者ユベントスは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦でレアル・マドリードにホームで0-3の完敗を喫し、準決勝進出は極めて厳しくなった。そんななか、クラブはすでに来季への動きを進めつつあるようだ。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、ユベントスの来季新監督候補にフランス代表を率いるOBが浮上したと報じている。
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フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、かつてユベントスの中心選手としてプレー。そして、ユベントスがカルチョ・スキャンダルによりセリエBに降格した際に監督を務めた経験を持つ。デシャン監督は「あれは、私の心からの行動だった」と、現役時代を過ごしたクラブへの愛情を隠さずに語った。
今年はワールドカップ(W杯)イヤーであり、7月に本大会が終了すれば多くの代表チームが監督を交代することになるだろう。一人の監督による長期政権の弊害を嫌う場合が少なからずあるからだ。フランスを率いるデシャン監督も、そうした意味ではクラブレベルの仕事に復帰する可能性が指摘される一人だ。
デシャン監督はユベントスの監督復帰について単刀直入に聞かれると、「今の時点では考えていない。時間がどう進むか見てみよう」と、多少の含みを持たせている。ユベントスに所属するフランス代表MFブレーズ・マテュイディについて「私のチームに欠かせないリーダーの一人だ」と話しているだけに、チーム構築に必要な核はすでにある状態だ。
デシャン監督はユベントスに関して「いつだって他のどのクラブよりも注意深く気にしているのは間違いない」と言及。チームを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督には国外の有力クラブからのオファーが予想されるだけに、母国代表を率いた智将が古巣に戻るシナリオも生まれるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)