日本代表「ポジション別最新序列」 ロシアW杯“23人枠”を巡るサバイバルの行方は?

本田はインパクト残せず、CF二番手は決め手欠く状態

■右ウイング(予想:2枠)
〇 [→] 久保裕也(ヘント) ※
〇 [↑] 本田圭佑(パチューカ) ※
〇 [↓] 浅野拓磨(シュツットガルト)
△ [→] 伊東純也(柏)

 攻撃的MFと同様、不動の存在を欠いているエリアだ。3月シリーズで招集された久保はチャンスをフイにするなど評価を下げた印象だが、他の選手が立場を揺るがすほどの台頭を見せたわけではなく、久保の立場に変化はない。半年ぶりに代表復帰の本田は右サイドで組み立てに顔を出していたが、大きなインパクトは残せなかった。それでもパチューカで好調をキープしており、クラブでくすぶっている浅野を序列で上回ったか。もっとも事実上の横一線状態のため、大会直前のコンディションで誰が選ばれても不思議ではない。

■センターフォワード(予想:2枠)
◎ [→] 大迫勇也(ケルン) ※
〇 [→] 杉本健勇(C大阪) ※
〇 [→] 小林 悠(川崎) ※
〇 [→] 武藤嘉紀(マインツ)
〇 [→] 岡崎慎司(レスター)
△ [→] 興梠慎三(浦和)
△ [→] 金崎夢生(鹿島)

 大迫が頭一つ抜け出しており、W杯行きも濃厚だ。前線で身体を張ったポストプレーは日本最高水準で、同じ役割で代役が務まる選手は見当たらない。3月シリーズに招集された杉本、小林の二人も序列的な変動はなさそうだ。ウクライナ戦で先発の杉本はエリア内で勝負できず、小林はマリ戦でクロス供給から得点に関与も持ち味は十分に発揮できなかった。それにより、武藤や岡崎への期待感も高まっているのが実情で、5月30日のガーナ戦で最終テストに踏み切る可能性もある。またオプションとして、かつて中央でプレーした経験を持つ本田の起用もあり得るが、あくまでも緊急時となりそうな気配だ。

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