「個人的な欲を言えば…」 1年9カ月ぶり先発の宇佐美が思い吐露、「一辺倒」に警鐘

1年9カ月ぶりの先発となった宇佐美、マリ戦後に”ある思い”を吐露【写真:Getty Images】
1年9カ月ぶりの先発となった宇佐美、マリ戦後に”ある思い”を吐露【写真:Getty Images】

前半は要所で好機演出、後半は決まりごとを設けて「何本か引き出すシーンはあった」

 9カ月ぶりに代表復帰を果たしたFW宇佐美貴史が、23日のマリ戦(1-1)に先発出場。2016年6月7日の国際親善試合ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-2)以来、1年9カ月ぶりの先発となったが、不発のまま途中交代となった。試合後には「個人的な欲を言えば……」と思いを吐露している。

 マリ戦では、センターフォワードにFW大迫勇也、右ウイングに久保裕也が入り、左ウイングで宇佐美が先発起用された。宇佐美は左右のコーナーキックでキッカーも任され、正確なキックからチャンスを演出。前半11分には久保への絶妙なパスを通して決定機を作り出すと、同45分には低いクロスから大迫のヘディングシュートも引き出している。要所でキック精度の高さとパスセンスを見せつけたが、後半15分にFW中島翔哉と交代しピッチを後にした。

 前半の宇佐美は要所で存在感を示したものの、ウイングに求められている“裏抜け”の動きに関しては「前半は厳しかった。(ボランチなどの)顔が上がれば背後を狙いますが、顔が上がるシーンがなかったし、短い距離でパスをつないでいくシーンしかなかった」と振り返っている。

 ハーフタイムに話し合い、後半は決まりごとを設けた結果、一定の手応えがあったという。宇佐美は「(昌子)源がボールを持って仕掛けていったら、サイドのウイングは斜めに動き出そうというのを決まりごととしてやった。何本か引き出すシーンはあった」と評価している。

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