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イングランド代表で新たに生まれた“シンデレラ・ストーリー” 初招集の元8部GKとは?
3月シリーズで初招集されたバーンリーのGKポープ かつて8部リーグでプレー
イングランドサッカー協会は15日、国際親善試合のオランダ代表戦(23日)とイタリア代表戦(27日)に臨む代表メンバー27名を発表した。ギャレス・サウスゲイト監督が選んだ顔ぶれを見ると、FWハリー・ケイン(トットナム)が負傷のため招集外となったが、ウェストハムのGKジョー・ハートやアーセナルFWダニー・ウェルベックなど、実績のあるタレントたちが名を連ねた。そして新戦力として新たに4人が選出されているが、そのなかには8部リーグから上り詰めた経歴を持つバーンリーの25歳GKニック・ポープの名前があった。
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イングランドの各メディアも注目する“シンデレラ・ストーリー”は、レスターのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディにも匹敵するドラマチックなものだ。ユース時代をイプスウィッチ・タウンで過ごしたポープは、16歳だった2008年にチーム事情によって解雇の憂き目にあってしまう。プレーヤーとして迎えてくれたのは、当時最下部リーグに位置する8部のベリー・タウンFCだった。
11年夏に、活躍が認められる形で当時3部のチャールトン・アスレティックへ移籍。しかし、上位リーグでは出場機会を得ることができず、その後は下部リーグへのレンタル移籍で複数クラブを転々とし、15年1月に当時4部のベリーFCにたどり着く。同クラブは古巣のベリー・タウンFCと同地域にある別のチームだったが、プロデビューを果たした街でついにこれまでの努力が実り始める。
ポープはこのシーズンに22試合出場10失点とリーグ最高レベルの守備力を顕示し、13試合でクリーンシートを達成した。確固たる自信を胸に翌15-16シーズン、当時2部のチャールトンに復帰すると定位置をつかむことに成功。この活躍によって、ついにイングランド最高峰リーグである「プレミアリーグ」への扉が開いた。
声をかけたのは、そのシーズンにプレミアへ昇格したばかりのバーンリーだった。初の最高峰リーグに挑んだ16-17シーズン、チームには絶対的な守護神であるキャプテンのGKトム・ヒートンが在籍しており、ポープはカップ戦4試合のみの出場にとどまったが、迎えた今季に大チャンスが訪れた。
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