フローニンゲン堂安の去就に現地メディア注目 完全移籍へ「“光のオプション”がある」

フローニンゲン堂安の去就に現地メディアが注目【写真:Getty Images】
フローニンゲン堂安の去就に現地メディアが注目【写真:Getty Images】

同僚ファン・ヴェールトも助っ人残留を希望「僕がクラブの人間ならオプションを使う」

 オランダ1部フローニンゲンのMF堂安律は、現地時間18日のエールディビジ第28節のAZ戦(2-3)で今季リーグ戦7得点目を挙げ、元オランダ代表MFアリエン・ロッベン(現バイエルン)を抜き、10代でのクラブ史上トップタイに並んだ。海外挑戦1年目ながら大きな飛躍を遂げている19歳の若武者はJ1ガンバ大阪から期限付き移籍の身だが、現地ではその去就が大きな注目を集めている。

 堂安はAZ戦で約20メートルの豪快ゴラッソを含む1得点1アシストを記録。今季リーグ戦ゴール数は、FWトム・ファン・ヴェールト、モロッコ代表FWミムン・マヒと並ぶチームトップタイの「7」となり、アシストも「4」に伸ばしている。今やチームに欠かせない攻撃の軸となった“助っ人”を、オランダメディア「voetbalzone」が特集している。

「フローニンゲンは200万ユーロの“光のオプション”があると確信している」

 このように見出しが打たれた記事では、オランダ紙「De Telegraaf」がフローニンゲンは堂安の購入オプションをキャンセルするプランだと報じた旨を伝えつつ、契約には200万ユーロ(約2億6000万円)の一時支払い金があることに触れている。

 一方で、堂安がチームの直近12得点中7ゴール(5得点2アシスト)に関与しているデータとともに、「どんなシチュエーションでも、彼はどこに行くべきか分かっている。わずかなスペースでも、我慢して待つことができるんだ」というエルネスト・ファベル監督の称賛コメントを紹介。記事によれば、同僚のファン・ヴェールトも「彼のクオリティーはこれまでも見てきたけど、それが顕著になっている。フローニンゲンには彼を手にするオプションがある。僕がクラブの人間ならそれを使うだろう」と完全移籍を望む発言をしているという。

 オランダ紙「Dagblad van het Noorden」は、堂安が完全移籍について「今はサッカーに集中している」と語ったと報道。オプション行使の最終期限は5月1日とされるなか、フローニンゲンはどのような決断を下すのか。進境著しい19歳の去就から目が離せない。

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