バイエルン・ミュンヘンは12日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンド・レグでバルセロナと対戦し、3-2で勝利を収めた。 ホームのバイエルンは前半7分、DFメディ・ベナティアが先制点を挙げると、ゲームは点の取り合いとなった。その後、バルサFWネイマールに同15分、29分と、立て続けにゴールを奪われ、逆転を許してしまう。 1-2で迎えた後半14分にFWロベルト・レバンドフスキが同点ゴールを決め、同29分にトーマス・ミュラーの得点で再逆転したが、2戦合計3-5と及ばず。2季連続でベスト4で姿を消すこととなった。 英メディア「スカイ・スポーツ」は 試合後、バイエルンの“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラ監督のコメントを伝えた。 かつてバルセロナで共に戦ったFWリオネル・メッシについて「彼は確実にベストな状態に戻ってきている。彼は歴代でも最高の選手で、私は彼をペレに並ぶと見ている」と、コメント。サッカー界の王様と称される元ブラジル代表を引き合いに出して同選手を絶賛した。 国内リーグではすでに優勝を決めているバイエルン。それでも、グアルディオラとしてはバイエルンに来てから初の欧州制覇は成し遂げられず、来季以降に持ち越しとなった。 「できる限りの全てを尽くした。残念だ。来季はもっと良くなるだろう。今は来季のことよりもリーグで優勝したことをお祝いしたい」 そして、2008-0 9シーズンの3冠達成(リーグ、国内カップ、CL)をはじめ、自身が多くの栄光に導いた古巣バルセロナに対し、「ベルリンでの決勝では、彼らが5度目のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げることを望んでいるよ」と、エールを送っていた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images