“永遠の王子”トッティ、傑作の“チップキックFK弾”で魅了 元同僚も反応「寂しい」
友人と参加したサッカー大会で技術を存分に披露 ローマMFデ・ロッシもSNSで言及
セリエAの強豪ローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏は、昨季限りで現役生活を終え、今季から幹部としてローマを支えている。ラストゲームとなった昨年5月のジェノア戦から約1年が経過しようとしているが、その技術は全く錆びついていないようだ。
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トッティは現地時間11日、ローマのスポーツクラブ「Circolo Aniene」で開かれたサッカー大会に友人とともに出場。フットサルサイズのコートで行われた試合で、ペナルティーマーク左の位置で獲得したFKのキッカーを務めた。GKも前に出て5人で壁を作って相手が警戒するなか、大きく助走を取って強烈なシュートを放つオーラを醸し出していたが、選択したのはチップキック。全員の意表を突いて浮き上がったボールは、壁の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
引退後は昨年9月にチャリティーマッチに出場した程度だが、その技術は全く衰えていない様子。イタリア紙「Il Fatto Quotidiano」が「元ローマのキャプテンは古典的なループシュートでGKをあざ笑った」と伝えれば、イタリア紙「ラ・スタンパ」も「トッティはパーフェクトなゴールで友人を“罰する”。フリーキックは傑作だった」と報じた。
イタリア国外でも、ハンガリー電子紙「Origo」は「彼の洞察力、技術は完璧。引退後も止められない」と称え、アルゼンチンメディア「Infobae」は、ローマで同僚だった元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシがFK動画とともに「オーーー僕らは寂しい」とSNSに綴り、レジェンドの引退を惜しむ投稿を行ったことを紹介している。
「ローマの王子」と呼ばれた男は、引退してもなお強烈な輝きを放っている。