ドルトムント新FWを輝かせる香川らの「高質なパス」 元指揮官が語る覚醒の理由

今冬加入のバチュアイが躍動、元ベルギー代表監督のヴィルモッツ氏がブンデス公式で語る

 元ベルギー代表監督で「闘将」と呼ばれた名手が、ドルトムントで才能を開花させているベルギー代表FWミシー・バチュアイの覚醒の理由を分析。その一因に「シンジ・カガワらからの高質なパスという恩恵」を挙げている。

 現役時代にシャルケなどで活躍し、2002年日韓ワールドカップ(W杯)ではベルギー代表の一員として日本代表とグループリーグ初戦で対戦したマルク・ヴィルモッツ氏。現役引退後は指導者の道に進み、12年からベルギー代表監督を4年間務めた後、昨年コートジボワール代表監督に就任するも、W杯出場を逃して退任していた。現在はフリーの身である闘将はブンデスリーガ公式サイトのインタビューに応じ、愛弟子の復活劇について分析している。

 バチュアイは今冬にチェルシーからドルトムントに期限付き移籍し大活躍。早くもチームにとって不可欠な存在となっている。

「(ドルトムントとは)本当にいいフィットだ。BVBのスタイルは彼に最高に合っている。彼の背後にはマルコ・ロイス、マリオ・ゲッツェ、アンドレ・シュールレという技術的に印象的な選手が控えている。彼のポテンシャルを引き出す、可能な限り最高なプラットフォームを提供しているんだ。彼はこの素早く、ダイレクトな攻撃的なプレーから利益だけを受けている」

 まずヴィルモッツ氏は、ドイツ代表トリオの技術的なクオリティーと、高い連動性との相性の良さを指摘している。

 

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