移籍金総額「190倍差」の下剋上と判明! “3億円未満”のウィガンが“525億円”マンC撃破

FAカップで起きた大番狂わせを英メディアが「移籍金」で比較

 イングランドのFAカップ5回戦で、3部相当のウィガンがプレミアリーグ首位のマンチェスター・シティを1-0で下す大番狂わせが起きた。ウィガンの粘り強さに称賛が集まるなかで、英公共放送「BBC」はこのジャイアントキリングの衝撃について特集を組んでいる。

 特集の中で真っ先に注目されているのは、両チームの戦力を揃えるのにかかった移籍金額(ドイツ移籍専門サイト「transfermarkt」調べ)の大きな差だ。

 マンチェスター・シティはベルギー代表MFケビン・デ・ブライネや同DFヴァンサン・コンパニといった一部主力をベンチスタートとした。しかし、それでもスターティングイレブンには、1月にクラブ史上最高額の5700万ポンド(約85億円)を投じたDFアイメリク・ラポルテら、高額の移籍金で獲得したタレントの名前がずらりと並んだ。

 エバートンから4800万ポンド(約72億円)で獲得したイングランド代表DFジョン・ストーンズ、モナコから4300万ポンド(約64億円)で獲得したMFベルナウド・シウバらを含む豪華イレブンにかかった移籍金は、合計で約3億4900万ポンド(約525億円)に達した。

 以前、スイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」が発表したレポートで、チーム全体の移籍金総額が11億9600万ユーロ(約1586億円)と発表されていたシティらしく、たった11人でも驚愕の数字を叩き出している。

 

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