元セルティック&ユナイテッドMFミラー、すい臓がんで36歳急逝 古巣やFIFAが追悼
アイルランド代表として21試合に出場したリアム・ミラーが闘病生活の末還らぬ人に
かつてスコットランドのセルティック、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドに所属した元アイルランド代表MFリアム・ミラーが、すい臓がんで36歳にして急逝した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。
ミラーは下部組織を経て2000〜04年までセルティックでプレー。03-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でゴールを挙げるなど活躍が認められ、冬の移籍でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。当時アレックス・ファーガソン監督が率いるクラブはイングランド代表MFポール・スコールズらがいるなかで公式戦22試合に出場。リーズやサンダーランドなどの国内クラブを経て、ブリスベン・ロアーなどオーストラリアAリーグのクラブなどを渡り歩いた。母国アイルランド代表としても21試合に出場している。
同局によると、昨年すい臓がんと診断されたミラーは、アメリカとアイルランドで闘病生活を続けたが、還らぬ人となった。36歳という若さでの急逝に、かつて所属したクラブ、FIFA(国際サッカー連盟)も公式ツイッターアカウントで哀悼の意を表明している。
「セルティックの誰もが元ミッドフィールダーのリアム・ミラーの一報を聞いてとても悲しんでいる。今私たちは彼の家族や友人とともにあり、想いをともにする。RIP Liam、ユール・ネバー・ウォーク・アローン」(セルティック公式ツイッターアカウント)
「私たち、そしてフットボールの世界の想いは、金曜日に亡くなった元アイルランド代表MFリアム・ミラーの家族や友人たちへと向かう」(FIFA公式アカウント)
30代半ばにしての訃報に、イギリスをはじめとした各地で追悼の声が挙がっている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images