韓国代表MFキ・ソンヨン、プレミア6年目で“英雄超え” 「このリーグで生き残りたい」

レスター戦で通算155試合出場を達成、パク・チソンを抜き韓国人歴代最多に浮上

 スウォンジー・シティの韓国代表MFキ・ソンヨンは現地時間3日、敵地レスター・シティ戦にフル出場を果たし、1-1のドローという結果の中で勝ち点獲得に貢献した。この試合でキ・ソンヨンは、プレミアリーグでの出場試合数が「155」に到達。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元韓国代表MFパク・チソンの記録を超え、韓国人選手におけるプレミアリーグ最多出場選手となった。

 この記録達成を受けて、所属するスウォンジーの公式HPでインタビューに答えたキ・ソンヨンは、「私はプレミアリーグで6年間プレーしているが、この記録を破ることができて大変光栄に思っている」とコメント。韓国の偉大な先輩であるパク・チソンの記録を抜いたことに喜びを表している。

 キ・ソンヨンは先月の24日に誕生日を迎え、現在29歳。09年から約3年半を過ごしたセルティックを離れ、12年にスウォンジーに加入した。その後、13年にサンダーランドにレンタル移籍を果たしたが、14年に戻ると、その後はチームに欠かせない戦力として試合数を積み重ねてきた。

 サンダーランドで27試合、そしてスウォンジーで128試合に出場したことで、韓国人選手の最多出場記録を達成した。キ・ソンヨンは「いくつか難しい瞬間もあったけど、たくさんの素晴らしい思い出がある」とこれまでの日々を振り返りながら、「この記録を達成できたのは本当に喜ばしいことだけど、今は戦い続けてより良いプレーを見せていきたい」と今後の戦いを見据えている。

「世界のトップリーグであるプレミアリーグで、できればさらに多くの試合に出場したいと思っている。全ての試合が私にとって挑戦だが、このリーグで戦って生き残っていきたい」

 アジア人選手にとって世界最高峰のプレミアリーグはコンスタントに結果を残すことが難しいリーグだが、常時試合に出て結果を残してきたキ・ソンヨン。今後、出場試合数をどこまで伸ばせるのか注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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