「メッシの影から抜け出すべきだった」 盟友アウベスが証言、ネイマールPSG移籍の舞台裏

「ネイにとって重要なことは…」

 

「彼はメッシとともにフットボールの世界で最も影響力を持つ選手だ。問題は、彼がメッシの影から少し抜け出さなければいけなかった。レオほどユニークな選手とプレーすることは、人生で起こる最も信じられないことなんだ。だけど、本当のクオリティーなのかどうか、そのクオリティーは彼のものなのか、心の中には疑いが生じてしまう。

彼はアルゼンチン人で、我々はブラジル人。いずれにしてもお互い対決しなければいけない。彼のような選手から近づきすぎなければ、個人的な偉業を達成できるチャンスを手にできる。ネイにとって重要なことは、自分とブラジルの成長。自分の道を選ぶことなんだ」

 アウベスはこう力説していた。宿敵アルゼンチンのエース、メッシの“二番手”であり続けることは、サッカー王国にとって好ましくない状況だという。そしてバロンドールなどの個人タイトルを目指す上で、世界最高の天才の“相棒”から脱却する必要があった。

 百戦錬磨のサイドバックが熱望する「ネイマール時代」はやってくるのだろうか。UEFAチャンピオンズリーグでのPSGの躍進、そしてロシア・ワールドカップでのセレソンの戦いに注目が集まりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

 

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