ベンゲル監督、サッカー界の“年俸高騰化”を危惧 高給に衝撃「バカバカしく思える」

ベンゲル監督「契約満了させたほうがいい」

「ファン・ペルシーは契約を延長しないビッグプレイヤーの最初のケースだった。そして契約満了に近づいた。そうなると、いろいろなことが起こる」

 かつてアーセナルからユナイテッドに移籍したエースFWロビン・ファン・ペルシーの例を引き合いに出した。絶大な資金力を誇るユナイテッド、シティと同じメガオファーを出せない現実について、「謎などない」とベンゲル氏は語る。そして、移籍金の高騰も選手の思考に影響を与えているという。

「契約満了させたほうがいい。移籍金の全部を手にできなくても、その半額でも手にできれば、それでも大金だ」

 サンチェスのみならず、ドイツ代表MFメスト・エジルも今季終了後に契約満了となるが、契約延長にサインしていない。契約切れを年俸アップの手段として、選手は積極活用している現状がある。

 ユナイテッド移籍実現時にはレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドよりも高額のギャラを手にすることになるサンチェス。彼の最高年俸を超えるプレミアリーグの選手はすぐに登場するかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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