素晴らしき解決策 レアル指揮官もCL4強進出の立役者チチャリートを称賛

「彼はプロフェッショナルだ」

 レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、22日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝アトレチコ・マドリード戦ホーム第2戦で決勝点を挙げたメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスを「素晴らしい解決策」とたたえた。試合は1-0でレアルが勝利し、2戦合計1-0で準決勝に駒を進めている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
イタリア人の名将は、後半43分に決勝弾を挙げてチームを勝利に導いたストライカーに賛辞を惜しまなかった。
「彼は素晴らしい解決策となった。なぜなら多くのインテンシティー(激しさ)とともにいいプレーを見せて くれた。彼は今季の大半をプレーすることができなかったが、この活躍に値する。彼に先発で使うと伝えたら、彼は準備ができていた」
 この試合前、レアルはFWベンゼマ、ベイル、MFモドリッチという主力が故障欠場するという危機的状況に陥っていた。先発に抜てきしたストライカーは、期待に応え、代役以上の成果を上げた。
 チチャリートは今季、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍で加入してきた。だが、白い巨人の最前線にはワールドクラスのスターがそろい、アンチェロッティ監督もスーパーサブとして起用を続けていた。
 ただし、そうした限定的な出場機会の中でも、今季公式戦6得点目となる得点を挙げ、鋭敏な得点感覚は健在だった。
 「彼はプロフェッショ ナルだ。私もうれしく思う」と、指揮官は称賛の言葉を重ねた。CL連覇となればクラブ史上11度目の栄冠となる。レアルはアトレチコとのダービーを今季初めて制し、勢いに乗っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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