9クラブが“後悔”した「スター選手のライバル移籍」 天才バッジョらの事例を英誌紹介

ピルロ、フィーゴら移籍先のクラブで黄金期の一員として活躍

 アーセナルに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスのマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティへの移籍話が過熱するなか、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は「9クラブが本当に後悔したスター選手のライバルへの移籍」と題して、過去に同リーグのライバルチームへと移籍を果たした9人を紹介。ユベントスからACミランへ移籍した「偉大なるポニーテール」こと元イタリア代表FWロベルト・バッジョなど、数々の名プレーヤーが選ばれた。

 最初に紹介されているのが、2001年から10年間プレーしたミランを離れ、2011年にユベントスへと移籍した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロだ。ミラン時代に二度のセリエA制覇に貢献していたピルロだが、11年にミランは契約延長をせず、ユベントスが移籍金なしで獲得した。

 この移籍により両クラブの未来は大きく変わった。ピルロの獲得とともにユベントスはリーグ4連覇を達成し(現在6連覇中)、一方のミランはそこから一度も優勝することができていない。同誌は、ミランの前CEOであるアドリアーノ・ガッリアーニ氏が、ピルロを残すことができなかったのが最大のミスだったと認めていると伝えている。

 その他には、ニューカッスル・ユナイテッドからマンチェスター・ユナイテッドに移籍して数々のタイトルを獲得した元イングランド代表FWアンディ・コール、アヤックスからフェイエノールトに移籍して10年ぶりのリーグ制覇をもたらした元オランダ代表FWヨハン・クライフ、バルセロナからレアル・マドリードへの“禁断の移籍”を果たしたことで、バロンドールやUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを獲得したルイス・フィーゴなどが選ばれている。

 

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