PSVの新星が圧巻の個人技 6秒間で4つのフェイク&豪快弾に称賛「まるでサンバ」
20歳のランメルスがブラジルの強豪フルミネンセとの一戦で先制弾をマーク
オランダの名門PSVに所属する新鋭が圧巻の個人技を見せた。ブラジルの強豪フルミネンセ相手に、DF二人を手玉に取る華麗なフェイントからゴールを陥れ、クラブ公式ツイッターが「ゴラッソーーーー!」と動画付きで紹介。地元紙も「まるでサンバだ」と称賛するなど、話題となっている。
1部リーグの首位を走るPSVは、中断期を利用して米フロリダ州オーランドでトレーニングキャンプを実施。現地時間13日には6カ国計8チームで争う「フロリダカップ」でフルミネンセと対戦し、1-1のまま突入したPK戦を5-4で制して勝利した。
チームにとってこの日、唯一のゴールを叩き出したのが、U-21オランダ代表FWサム・ランメルスだ。身長189センチを誇る20歳は0-0で迎えた前半41分、スルーパスに抜け出して左サイドからペナルティーエリア内に侵入。中央に走り込んだ味方へのパスはマーカーに弾き返されたが、こぼれ球を拾うと真っ向から1対1を仕掛ける。シザースから右側にボールを持ち出しシュートモーションに入ると見せかけて、足裏で左に切り返して対峙した相手のスライディングタックルを無力化。さらに、カバーに来た二人目の相手DFも左から右への鋭いフェイントでかわすと、最後は完全に相手を抜き切らない状態から右足を豪快に振り抜き、相手GKが一歩も動けない鮮やかな一撃を逆サイドネットに突き刺した。
先制点が決まった瞬間、フィリップ・コクー監督は立ち上がって拍手。20歳のアタッカーはチームメイトにもみくちゃにされた。