インテルが「安値で売却後に輝いた名手4人」 “補強下手”な名門の黒歴史をスペイン紙が嘲笑

ロナウドの売却額は高いように見えるが…

 そして“元祖怪物”こと元ブラジル代表FWロナウドも、インテルOBだ。97年夏にバルセロナからインテルに、当時の史上最高額となる移籍金2800万ユーロ(約38億円)で加入。97-98シーズンにリーグ戦25ゴールを奪うなど輝きを放ったが、99年11月に右膝靭帯部分断裂の重傷を負い暗転。2002年の日韓ワールドカップで復活を遂げると、レアルに4500万ユーロ(約60億円)で移籍した。

 その金額を見る限り成功例に映るかもしれないが、ロナウドとともに同時期に“銀河系軍団”を形成した元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴの移籍金は6000万ユーロ(約81億円)、現レアル監督のジネディーヌ・ジダンの移籍金が7200万ユーロ(約97億円)だったため、サッカー史に残る名ストライカーも“お買い得価格”での売却になったと、同紙にジャッジされている。

 コウチーニョのバルサ移籍によって、「またしてもバーゲンとなり、イタリアのクラブの過ちとなった」と酷評。スペインメディアから“補強下手”と揶揄されたインテルだが、名門復活を遂げて威信を見せつけたいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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