ウェルベックは本当に「マンU基準」に達していなかったのか 英メディアが特集

ルーニー、ファン・ペルシー、ファルカオとの比較

 ウェルベックはこう語っている。

 この特集ではファン・ハール監督が「ユナイテッド基準」と強調した3人のストライカーとウェルベックの今季の成績を比較している。

○ウェルベック 公式戦2296分8得点、平均287分で1ゴール。

○ルーニー 公式戦2833分14得点、平均202分で1ゴール。

○ファン・ペルシー 公式戦2082分10得点、平均208分で1ゴール。

○ファルカオは1250分4得点 平均313分で1ゴール。

 ルーニーとファン・ペルシーの数字と比べると物足りないが、ウェルベックを押し出す形でモナコからレンタル移籍で加入したファルカオよりも優秀な成績を残している。ウェルベックは1トップのみならず、左右の攻撃的MFとして起用された。ルーニーも前半戦中盤で起用されていたため、2人に関してはゴール以外でのチームへの貢献度も極めて高い。

「僕が中盤でプレーするのが好きなのは秘密でも何でもないけれど、アーセナルのフォーメーションで右か左ウイングでプレーする時は、常にポジションチェンジがある。4人の中盤で左か右ウイングよりもずっとプレーしやすいんだ」と語っているウェルベック。圧倒的なスピードや高いスキルなどウインガーとしての優れた資質を持つ。

 移籍1年目で攻撃的サッカーに見事に適応しているスピードスターはリーグ逆転優勝、FAカップ2連覇を狙うガナーズの終盤戦のキーマンとしても期待されている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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