松本県ヶ丘が達成して以来、史上3回目の快挙

　さらに同24分には、右サイドを切り崩してからのマイナスのパスを田中が押し込んで自身この日２点目で4-0とし、さらに同27分には根本が左足でゴールを決めて5点差とした。後半は帝京大可児が風上を利して押し込んでいたものの、ゴール前での集中力が切れない上田西の守備陣が完封し、そのまま5-0の勝利となった。

　風を味方につけた戦いを見せた上田西はこれで8強進出。長野県勢としては、第41回大会と第55回大会に松本県ヶ丘が達成して以来、41大会ぶり史上3回目の準々決勝進出となった。

【了】

轡田哲朗●文　text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真　photo by Football ZONE web